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いじめ加害者対応の方針

少し前の『世界』です。“旭川いじめ死と「いじめ後遺症」”という題で、精神科医の斎藤環さんが文章を書いておられたので紹介します。
北海道旭川市でいじめを受けていた女子中学生が自殺した問題で、当初、自殺の原因はいじめによるものではないとされていたが、家族が再調査を強く求め、あらたに旭川市いじめ問題再調査委員会が設置されました。同委員会は教育評論家の尾木直氏を委員長として、弁護士、心理学者、精神科医ら五名により構成されました。
で、調査内容や斎藤さんの考察などが書かれていて、加害者対応の方針があげられていました。この方針、完璧です。ただ、これを実際進められるのだろうか。いつも対策チームは万全か?そしてその時だけではない長期のものである。このような思いは邪推だろうか。

基本的な加害者対応の方針は次の通りである。
まず、被害を受けた児童生徒が安心できるために何が可能かを検討する。被害児童生徒が精神的ダメージのために登校困難となっているような場合には、加害児童生徒と接触する機会を減らす意味で、加害児童生徒の出席停止やクラス替えなどの措置を検討するべきである。
事実関係を調査した上で、加害があったと認められる場合は、加害児童生徒自らに加害の事実を認めさせ、そのどこが問題であったかを加害児童生徒の言葉で、口頭で説明させ、第一回目の謝罪をさせる。その際、いじめ防止対策推進法第22条が定める「いじめの防止等の対策のための組織」がリードする中、複数の教員や被害児童生徒の家族が立ち会うことが望ましい。説明と謝罪は対面でなされることを第一に考えるが、被害児童生徒が恐怖や不安を訴える場合は、録画やリモートでもよい。
被害児童生徒の精神状態が安定し、対面が可能になった段階で、被害児童生徒の家族や複数の教員立ち会いのもとで、加害児童生徒に第二回目の謝罪をさせる。その際、いじめを繰り返さないために自分でどんな努力や工夫をしたかについて説明させる。

以上の方針をいじめ対策の基本として明文化し、安易な「加害者指導」などで代替しないことが重要である。

最後はこのように括られている。ほんと、そのように願う。

加害児童生徒がこれまでの「人をいじめて楽しむような自分」から脱却して、人権を大切にし、人に共感できるような「新しい自分」づくりに挑戦するよう促し、支援する姿勢を持つことが大切である。

へラルボニーのTシャツを買いました。もうすぐ春。これに合う薄手のジャケットを買おうかな。

az*:・゚’☆✏️

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